投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識
の著者であるハワード・マークスさんの最近のアメリカ株に対する見解がはいってきました。
ここ数年は過熱感の漂っていた相場に警鐘を鳴らし続けてきた同氏だけに注目です。
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「ボトム(底入れ)」は反転が始まる前日だ。従って、底に達したことを察知するのは絶対に不可能である。
オークツリー(マークス氏が経営している資産運用会社)は、底入れを待つという考えを明確に否定している。
価値に照らして割安に手に入るときにだけ買う。
底入れしたとは言えないが、「バーゲン(特価)」で買える状況が明らかに生じている。
これまでの価格の下落と大量の売りを踏まえると、必ずしもベストなタイミングではないかもしれないが、投資するには良いタイミングだと考えている。
今資金を全額投じるべきだとは言えないが、同様に全く投資をすべきではないとも言えない。
含み損をいとわずに将来に利益を上げたいという気持ちが強いのであれば、今投資すべきだ。
社会的孤立、新型コロナウイルスとそれによる死者の数、経済の収縮、政府の政策に対する過度な依存、そして長期的な影響の不確実性。それらがどれほど深刻になるのか今は見当が付かない。
にもかかわらず、資産の市場価格は、これまで起きた出来事とその影響を織り込もうとしてきた。
3月27日の資産価格は、今後についての楽観的なシナリオに照らせば適正な水準だったかもしれないが、事態がこれから悪化する可能性を十分に考慮したものとは言いがたい。
資産の価格がこれから下落することを私は視野に入れている。
事態が悪化することを想定して守りを固めるには、時間が足りないと感じる人もいるだろうし、まだ時間があると思う人もいるだろう。
だが最も重要なことは、下落に備え、それを好機に変えることだ。
変わらずに終わることはあり得ないと今は思われるだろうが、世界はいつか正常に戻る。
闘病と投資において最も大事なのは、その間にどう行動するかだ。気を付けて!
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コロナ危機で優良企業が異常な環境下に置かれ、株価の鑑定ミスが起こっている!!
という記事を自分が書いたのですが、ハワード・マークスさんの考え方と同じだと思いますね。
著名な投資家と同意見ということは勇気づけられますね。
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