テスラの2021年1~3月期決算において、regulatory credits収入が5.2億ドル(約520億円)あったから、純利益4.4億ドル(約440億円)を確保できたという話があります。
しかし、損益計算書を注意深くみると6.6億ドル(約660億円)の研究開発費を計上してます。
しかもこの額は、前年同期の3.2億ドル(約320億円)から3.4億ドル(約340億円)が増えてます。
研究開発費を1億ドル(100億円)減らせば、regulatory credits収入がなくても黒字になりますよね?
では、何故、研究開発費にお金がかかってるのかを見ていきましょう。
上記の文章はテスラの10-Qからもってきたものです。
要約すると
1.4680のバッテリーセルの開発費用
2.モデルSとXのリニューアルのための費用
3.研究開発部門の人員の拡充
にお金がかかったみたいですね。
テスラは、2万5000ドル(約250万円)の電気自動車を開発中です。
これが開発されると世界的に年間150万台が売れているトヨタのカローラを代替すると考えられます。
電気自動車はバッテリーの費用が総費用の半分以上しめていますので、バッテリーのコスト削減が最重要課題なのです。
そして、テスラの中核技術となるであろう自動運転などの研究開発人員を拡充するのは未来への投資ですね。
モデルXは上記の写真の車種になりますが、このリニューアルにもお金がかかってるみたいですね。
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