1990年代にウィンドウズ95の発売とともにハイテク株の雄となったマイクロソフトですが、2000年代を通して、クラウドとモバイルで完全に出遅れ、衰退するかと思われてきました。
しかし、復活しましたね。
マイクロソフトの売上げ、純利益
2019年10~12月期決算をみると売上げは前年比14%増加した369億ドル、純利益は前年比38%増加した116.5億ドルとなりました。
下記図のマイクロソフトの決算書を見るとビジネス部門は3つに分かれてますね。
各部門を簡単に説明すると
〇Productivity and Business Processes
Officeシリーズ・LinkedIn・Dynamics
〇Intelligent Cloud
Azure・Windows Server・SQL Server
〇More Personal Computing
Windows OSライセンス・SurfaceやXboxなどのハードウェア・Bing
ざっくり言って、我々が普段、パソコンで使用しているウィンドウズ10、OFFICE365とクラウドのAzureが主要な柱になってますね。
また、Productivity and Business Processes部門が118.3億ドル、Intelligent Cloud部門が118.7億ドル、More Personal Computing部門が132.1億ドルとどの部門も均等な売上げになってますね。
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マイクロソフトのFree Cash Flow
2018年7月~2019年6月までの営業Cashフローは522億ドル、投資Cashフローは-158億ドルで、フリーCashフローは364億ドルもあります。
マイクロソフトの保有現金
2019年6月期のバランスシートにのっている現金同等物は1338億ドル。
負債である長期借入金は722億ドルですので、長期負債を返済しても616億ドル(約6.7兆円)の現金が残ってしまうんですよね。
マイクロソフトの株価パフォーマンス
マイクロソフト株は、S&P500だけでなく、ナスダックよりもパフォーマンスが良いですね。
インデックスよりも良いパフォーマンスを狙ってるだけにこれらの情報は重要です。
マイクロソフトの配当
マイクロソフトのFree Cash Flowの項で説明しましたように潤沢なフリーCASHフローのうち、年間138億ドルの配当を支払っています。
2020年2月10日現在、四半期あたり1株では0.51ドル。
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