NvidiaのGPUは最強なのか? 死角はないのか?

ほぼ同じ株価だったテスラとNvidiaの株価の差が3倍以上広がった理由は?

という記事で、Nvidia株は利益が急激にのび、全盛期を迎えている事を話してます。

どの会社もAIの開発に遅れまいとNvidiaのGPUは引っ張りだこになっているのが理由です。

しかし、このままNvidiaの半導体であるGPUは最強のままいれるのでしょうか?

現状、GPUが最も使われているクラウドで、どこ製のGPUがどのくらい使われてるかを見たいと思います。

上記図は各社のクラウドで使われてるGPUの供給元を表してます。

緑色がNvidiaのGPUになりますが、どのクラウドでも8~9割をしめてます。

クラウドでのシェアはトップがアマゾンのAWS、2位がマイクロソフトのAzure、3位がグーグルのGCPとなっています。

アマゾンでは、NvidiaのGPUは72%しか使ってないです。

自社で開発したGPUのTrainiumとInferentiaという半導体の割合が15%、AMDとXilinxあわせたものが13%になってます。

特にアマゾンが独自開発したInferentiaは、価格がNvidiaのGPUの半分、ないしは4分の1まで価格を抑える事ができるそうです。

大量生産できはじめたら、NvidiaのGPUにとっては脅威となってきそうです。

クラウドシェア2位のマイクロソフトのAzureは、AMDとXilinxあわせたものを17%ほど使っていて、NvidiaのGPUのシェアは83%になっています。

3位のグーグルも独自開発したTPUがあり、GCPでのシェアが11%になっています。

すぐに置き換わりそうな気がしますが、CUDAというソフトの環境も提供しているNvidiaから変えたくない顧客も多いのが現状で、シェアをのばすのに苦労してるみたいです。

アマゾン、マイクロソフト、グーグルのクラウドでのGPUの使用状況を見てきましたが、既存のCUDAというソフトの開発環境も提供しているNvidiaの牙城は簡単には崩せそうにありませんが、シェアが下がっていくのは時間の問題な気はしてます。


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